神が結び合わせた結婚

神が結び合わせたものを人が引き離してはなりません。マタイ19・6
「結婚」は聖書で最初に出てくる社会の制度です。神が最初に造った人間、アダムとエバが世界初の夫婦になりました。まさに神が二人を結び合わせて一つの夫婦としたというできごとでした。この時に神が決めた結婚の秩序は二つです。第一に、両親から離れること。第二に、二人が一体になること。親離れ、子離れをして対等な親子関係であることが、新しい家庭を築くためには欠かせません。
「新婚さんいらっしゃい」を見ればわかるように、結婚する二人の出会いにはたいがいドラマがあります。気が進まなかったお見合いで出会った人が運命の人だった。職場で十数年ぶりに再開した相手と結婚した。最近ではマッチングアプリや婚活サイトで相手を見つける方もあるでしょう。
わたくしたちキリスト教信者は、結婚は神が結び合わせるものだと考えます。もちろん人間同士の好みや条件もありますが、出会い自体が神に与えられたものだと受け止めます。キリスト教の結婚式は、神と人の前に、互いに夫婦になることを誓約しますが、それも神に結び付けられたという気持ちでします。
夫と妻、それを結び合わせた神。そんな結婚も素敵ではないでしょうか。

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