さあ、出ていこう

あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。マタイ28・19

みなさんは、キリスト教は何を布教していると思われますか。イエス・キリストの教え、聖書の教えでしょうか。そうではありません、キリスト教がしている布教活動は弟子を作ることです。上に掲げた聖書のことばは、復活したイエス・キリストが弟子たちに与えた仕事です。「あらゆる国の人々を弟子とする」というのが弟子たちに与えられたミッションでした。

弟子というのは、師匠と生活ともにしながら何かを習います。落語家であれば師匠の家の掃除や身の回りの世話をしながら生活する中で、落語を教わります。大切なのは、ただ落語を覚えることではなく、実際に師匠のそばにいて、落語家としての振る舞いや人間性を身につけることです。
キリスト教もこれによく似ています。教えを学ぶとか、戒律を学んで実践するのが信仰ではありません。イエス・キリストのそばにいて、イエス・キリストの愛を受けながら、その生き方を身につけるというのがキリスト教信仰です。まさにキリストの弟子として生きるということです。
もし、キリストの弟子になりたい方がいらっしゃったら教会においでください。弟子の先輩がたくさんいます。いっしょに弟子になりましょう。

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