私は福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。
ローマ1・16
「福音」は、キリスト教の中心的な教えです。福音とは、神が人間を死と孤独から救い出し、永遠のいのちと愛し合う関係を与えてくださるという良い知らせです。その救いを実現するためにイエス・キリストが十字架にかかったのだ、という話をお聞きになったことがある方もあるでしょう。
「福音」は単なる教えにとどまらず、神の力です。民族や人種に関係なく、すべての信じる人は、この神の力を受けて、生き方が変えられます。ただし、信じると言っても、イエス・キリストや神の存在を信じるとか、イエス・キリストが十字架にかかったという歴史的事実を信じることではありません。神がイエス・キリストの十字架をとおして、自分を救ってくださる方であると受け止め、神に信頼し、人生を任せることです。
たとえるなら、ドラえもんの存在を信じるだけではなく、ドラえもんと友だちであることが大切なのです。
ローマにも福音を
