恵みの務めを受けて

この方によって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。ローマ1・5

聖書にはイエス・キリストがたくさんの人の病気を治したり、悪霊を追い出したりした話がでてきます。それで、キリストは人間の困りごとを解決してくれる方だという誤解が広がっているのかもしれません。しかし、キリストはわたしたちのために「何かをしてくれる」だけではなく、わたしたちに「やるべくことを与えてくださる」ことがしばしばあります。
パウロという人は、もともと熱心なユダヤ教徒で、キリスト教の迫害者でした。ところが、復活のキリストに出会い、やるべきことを教えられます。それは、自分がいま迫害しているキリスト教を広めること、それもユダヤ人以外の人たちに広めることでした。本来そんな資格がないパウロは、このような大切な務めをキリストから受け取り、生涯キリスト教を広めるために働きます。
みなさんは、何もやることがない毎日は楽しいと思いますか。だれの役にも立たず、ただ自分のためにだけ生きる人生は本当に生きがいのある人生でしょうか。キリストから、人生の目的ややるべき仕事を受け取ってみたいと思いませんか。ぜひ教会においでください。ともに、キリストから生きいきとした人生を受け取りましょう。

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