礼拝から始まる新しい一歩

イスラエルの子らはギルガルに宿営し、その月の十四日の夕方、エリコの草原で過越のいけにえを献げた。
ヨシュア5・10

エジプトを脱出したイスラエルの民は40年近く荒野をさまよい、やっと約束の土地に入ることになりました。その直前に行われたのが「過越のいけにえを献げる」ということでした。「過越のいけにえ」とは、エジプトから脱出したときの出来事を記念したもので、イスラエルにとって最も大切な祭りでした。神様は、イスラエルの民に約束の土地に入ったらこの祭りを行うように命じたのです。新しい一歩を踏み出すときには、神様を礼拝する祭りから始めたのです。
そんなイスラエルの話は、みなさんにはあまり興味がないことかもしれません。ただ、みなさんも人生の節目には宗教や神様と関わることがあります。初詣、七五三、受験合格祈願や安産祈願では神社へ、葬儀や法事ではお寺にお世話になります。キリスト教会でも人生の節目の行事があります。結婚式、葬儀、子どもの祝福式、成人の祝福式、家を建てるときには起工式などです。人生の節目に神仏が関わるというのは、どの宗教でも同じではないでしょうか。キリスト教の行事もなかなか良いものです。興味のある方は教会までお問い合わせください。

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