その異邦人の中にあって、あなたがたも召されてイエス・キリストのものとなりました。 ローマ1・6
「異邦人」ということばはふだんはあまり使いません。久保田早紀の「異邦人」という曲を思い出す方もあるかもしれません。聖書では、異邦人というのはユダヤ人以外の人たちのことでした。そういう意味では、日本人や韓国人、アメリカ人やオーストラリア人、そしてローマのあるイタリア人もまた異邦人ということになります。イエス・キリストの教えははじめ、ユダヤ人に伝えられました。しかしのちにパウロという人がユダヤ人以外の人たちにも、イエス・キリストを伝えました。ユダヤ人の中には、異邦人にキリストを伝えることに違和感を持つ人たちもいました。しかし今やキリスト教は、当時異邦人と呼ばれていた人たち中に広がっています。「異邦人」を歌った久保田早紀も、キリスト教信者となり、讃美歌やキリスト教の歌を歌う歌手として久米小百合名義で活躍しています。
福音による招き
