あなたが示した、今回の誠実さは、先の誠実さにまさっています。ルツ3・10
聖書には人間の醜い部分や罪が、隠されることなく記されています。ところが「ルツ記」という書物には悪人が一人も出てきません。モアブ人のルツは、夫と息子を失った姑のナオミを愛し、異国の土地、イスラエルのエルサレムについていきます。エルサレムの土地で落穂拾いをして生活を支えるルツを見た地主のボアズは、ルツに親切にします。そしてナオミはルツがボアズと結婚できるように取り持ちます。
ルツ記の物語では、登場人物がすべて自分の幸せではなく、相手の幸せを思って行動するのです。そして、神様は彼らの気持ちと行動を見逃さず、驚くような結末へと物語を導きます。上のことばは、ボアズがルツに告げたことばです。ルツがこれまで姑のナオミに仕えてきた先の誠実はすばらしい。しかし若い金持ちの男性との結婚を求めず、ナオミの将来を考えて親戚のボアズとの結婚を求めた今回の誠実はもっと素晴らしいのだ、と。
情けは人のためならず、人にかけた情けは自分にも返ってくると、昔からよく言われます。人の幸せを願うことが、自分の幸せになって返ってくるとしたら、こんなに素晴らしいことはありません。
