両親にならって

わが子よ、父の訓戒に聞き従え。
母の教えを捨ててはならない。
それらは、あなたの頭に戴く麗しい花の冠、
首にかける飾りだから。箴言1・8-9

「親孝行をしなさい」という教えは色々な宗教にあります。「親の言うことを聞きなさい」という教えはどうでしょうか。個人の自由が大切にされる現代社会では、子どもが親の言いなりになるというのは何となくしっくりきません。
しかしこの聖書のことばがは、「親の教え」に従いなさいという意味ではなく、「親を通して教えられる神様の教え」に従いなさいという意味です。と言うことは、親は自分の考えや価値観を子どもに押し付けるのではなく、神様から教えられている生き方を子どもに教えなさい、そうすればそれは人生を彩る冠となり、首飾りとなるのです。
問われているのは親の生き方。耳が痛いことばです。子どものお手本となるような生き方ができているかな、と親の立場から考えさせられます。このように、聖書は親子関係についても大切な教えが書かれている書物です。

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