だから、見よ、わたしは預言者、知者、律法学者を遣わすが…マタイ23・34
健康診断を受けて「要検査」と言われたらどうでしょうか。なるべく早く検査を受けて、何事もなければ安心です。病気であれば速やかに治療を始めることで早く治るかもしれません。「要検査なんて知らないよ、おれは元気だから大丈夫だ」と自己判断して放置して手遅れになると残念です。
聖書の舞台となっているイスラエルは、もともと神様に特別に選ばれた民族でした。ところが、ほかの神々を拝み、神様の教えを守らず、道を外れていました。そこで、神様は預言者と呼ばれる人を送り、「他の神々を拝むのをやめなさい」と、神様のことばを伝えました。ところがイスラエルの人々はこともあろうに預言者を迫害し、殺したのです。
預言者のことばを聞かず、神様の助言に耳をふさぐのは、要検査と言われながら聞く耳を持たず不摂生を続けているのと同じです。ではわたくしたちはどうでしょうか。現代には預言者はいません。聖書のことばが神様の意思を伝えているからです。神様のことばを自分の生活に重ねてみてみましょう。神様のことばに耳を傾けることが、人生をまっすぐに生きるために大切なことなのです。
神のことばに耳をふさいで
