わたしの父の家を

わたしの父の家を商売の家にしてはいけない。ヨハネ2・16

昨今、霊感商法が問題になっています。信者に多額の献金を促し、家庭が崩壊するまでになった人もいます。気の毒です。キリスト教会では献金を強要することはありません。キリスト教を名乗っていても、献金を強要する教会は、カルト宗教ですので距離を置くことを強くお勧めします。
しかし、宗教を理由にして人からお金を取るというのは、歴史の常でもあります。かつてカトリック教会は、「罪を軽くする」という大義で贖宥状(免罪符)を売りつけ、大聖堂の建築資金にしようとしました。そして聖書の時代にも、エルサレム神殿で悪どい商売が行われていました。巡礼者たちが必要とするささげ物用の動物を高値で売りつけ、献金に必要な両替では法外な手数料を取り、神殿を管理する祭司や指導者たち懐に入りました。
イエス・キリストはこの利権構造にメスを入れます。自分で鞭を作って、商売人や両替人を追い出し、わたしの父(である神様)の家(神殿)を商売の家にするな、と喝破しました。イエス・キリストは、宗教を隠れ蓑にした人間の悪どい心を見抜いていたのです。

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